「楽天モバイルの回線でFPSは遊べる?」「Pingが高くなって撃ち負けない?」「スマホのテザリングを使ってApexやフォートナイトをプレイできる?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
FPSやTPSなどの対戦ゲームでは、通信速度だけでなく、操作がサーバーへ反映されるまでの応答時間を示す「Ping値」が非常に重要です。動画視聴では問題のない回線でも、Pingが高かったり数値が大きく変動したりすると、弾が遅れて当たる、敵が瞬間移動する、撃ち合いで不利になるといった問題が発生します。
結論から言うと、楽天モバイルでもFPSをプレイすることは可能です。電波が安定した場所であれば、スマホ向けFPSやカジュアルマッチは十分楽しめます。PCやPS5をテザリングで接続する使い方もできます。
一方、ランクマッチで勝率を重視する人や、競技レベルでプレイする人には、光回線と有線LANの方が適しています。楽天モバイルはモバイル回線であるため、場所や時間帯、基地局の混雑状況によってPingが変動しやすいからです。
この記事では、楽天モバイルでFPSをプレイするときのPingの目安、ラグが発生する原因、テザリングの注意点、Pingを改善する方法まで詳しく解説します。


楽天モバイルでFPSはできる?
楽天モバイルでFPSをプレイできるかどうかは、遊び方によって評価が変わります。
スマートフォンに楽天モバイルのSIMを入れ、スマホ版のFPSを直接プレイする場合は、比較的安定しやすい傾向があります。テザリングを経由せず、スマートフォンから楽天回線へ直接接続できるからです。
一方、PCやPS5、Nintendo Switchなどをスマートフォンのテザリングで接続する場合は、楽天回線に加えてスマートフォンとゲーム機の間にも無線通信が入ります。そのため、スマホで直接プレイする場合よりPingが高くなったり、数値が揺れたりする可能性があります。
楽天モバイルでのFPS適性をまとめると、次のようになります。
| プレイスタイル | 楽天モバイルの適性 |
|---|---|
| スマホ版FPSの通常マッチ | 比較的遊びやすい |
| フォートナイトのカジュアルマッチ | 電波が安定していれば可能 |
| Apex Legendsのカジュアルマッチ | 環境によっては可能 |
| FPSのランクマッチ | Pingの安定性を確認して判断 |
| 大会・競技プレイ | 光回線と有線LANを推奨 |
| ゲームのダウンロード・更新 | データ無制限を活用しやすい |
| 外出先での一時的なプレイ | 楽天モバイルと相性がよい |
楽天モバイルだからFPSができないわけではありません。ただし、「プレイできる」と「常に快適に勝負できる」は分けて考える必要があります。
FPSで重要なPingとは?
Pingとは、自分の端末からゲームサーバーへデータを送り、応答が返ってくるまでの時間です。単位には「ms(ミリ秒)」が使われ、数値が低いほど反応が速くなります。
FPSでは、プレイヤーがボタンを押した情報や、移動、射撃、被弾判定などが常にサーバーとの間でやり取りされています。そのため、ダウンロード速度が速くてもPingが高ければ、操作と画面表示の間にズレが発生します。
FPSにおけるPingの目安
| Ping値 | FPSでの使用感 |
| 0~15ms | 非常に快適。競技プレイにも向いている |
| 16~30ms | 快適。撃ち合いでも違和感が少ない |
| 31~50ms | 通常プレイは可能。場面によって遅延を感じる |
| 51~70ms | カジュアルプレイ向け。近距離戦で不利になる可能性がある |
| 71~100ms | ラグを感じやすく、本格的な対戦には不向き |
| 101ms以上 | ワープや操作遅延が発生しやすい |
この数値はあくまで一般的な目安です。FPSでは、Pingの平均値だけでなく「数値が安定しているか」も重要になります。
たとえばPingが常に45ms前後で安定している回線は、20msから100msまで激しく変動する回線よりもプレイしやすい場合があります。
楽天モバイルの平均Pingはどのくらい?
2026年8月時点の公開実測集計では、楽天モバイルの平均Pingは約49ms、平均ダウンロード速度は約95Mbps、平均アップロード速度は約26Mbpsとなっています。
FPSを動かすための通信速度は確保しやすい一方、Pingについては光回線より高めです。光回線の平均Pingが約19msであることを考えると、楽天モバイルはカジュアルプレイには対応しやすいものの、反応速度を重視する競技プレイでは不利になる可能性があります。
ただし、この数値は全国の測定結果をまとめた平均値です。実際のPingは、利用場所や接続する基地局、ゲームサーバーとの距離、時間帯によって変わります。
都市部の屋外や窓際など、楽天回線の電波を強く受信できる場所では、Pingが30ms前後まで下がることもあります。反対に、建物の奥や地下、混雑した場所では、60~100ms以上になる可能性もあります。
重要なのは、全国平均だけで判断せず、実際にゲームをプレイする場所と時間帯で測定することです。
通信速度が速くてもFPSが快適とは限らない
楽天モバイルで100Mbps以上の速度が出ていても、FPSが快適とは限りません。
Webサイトの閲覧や動画視聴では、主にダウンロード速度が重視されます。しかし、FPSでは次の3項目が重要です。
Ping値
操作がゲームサーバーへ反映されるまでの応答時間です。数値が低いほど、射撃や移動が素早く反映されます。
ジッター
Ping値の揺れ幅です。平均Pingが低くても、数値が頻繁に上下すると、急なラグやカクつきが発生します。
パケットロス
送信した通信データの一部が、ゲームサーバーへ正常に届かない状態です。パケットロスが発生すると、敵がワープする、弾が当たらない、操作が巻き戻されるといった症状が起こります。
フォートナイトでは、設定からネットデバッグ情報を表示することで、試合中のPingとパケットロスを確認できます。Apex Legendsでも、データセンター選択画面などからPingとパケットロスを確認できます。
スピードテストの結果だけを見るのではなく、実際のゲーム画面に表示される数値を確認することが大切です。
楽天モバイルのPingが高くなる原因
建物の中で電波が弱くなっている
楽天モバイルは、屋外では快適でも、建物の奥や窓から離れた部屋では電波が弱くなる場合があります。
アンテナ表示が立っていても、電波品質が安定しているとは限りません。受信状態が悪いと、スマートフォンと基地局の間でデータを再送する回数が増え、Pingやパケットロスが悪化します。
利用者が多い時間帯にプレイしている
通勤時間帯や昼休み、夜間などは、同じ基地局を利用する人が増えます。基地局が混雑すると、通信速度だけでなくPingも変動しやすくなります。
FPSをする場合は、昼・夕方・夜・深夜など複数の時間帯でテストし、最も安定する時間を確認しましょう。
スマートフォンを5Gと4Gの境界で使っている
5Gは高速通信が期待できますが、5G表示だから必ずPingが低くなるわけではありません。
5Gの電波が弱い場所では、5Gと4Gの切り替えが発生し、通信が不安定になる場合があります。弱い5Gを掴み続けるより、安定した4Gに接続した方がFPSを快適にプレイできるケースもあります。
「5G表示なのにラグがある」という場合は、4G固定で比較してみるのも一つの方法です。
Wi-Fiテザリングが混雑している
PCやゲーム機をWi-Fiテザリングで接続する場合、周囲のWi-Fiと電波が干渉することがあります。
特に2.4GHz帯は、Wi-FiルーターやBluetooth機器、家電製品などでも利用されるため、混雑しやすい周波数です。スマートフォンとゲーム機の両方が対応している場合は、5GHz帯のテザリングを選ぶと安定しやすくなります。
動画視聴やアップデートが同時に行われている
同じ楽天モバイル回線で動画視聴、クラウド同期、OS更新、ゲームのダウンロードなどが行われると、Pingが上昇することがあります。
家族や複数端末でテザリングを共有している場合も注意が必要です。FPSをプレイするときは、ゲーム以外の通信をできるだけ停止しましょう。
スマートフォンが発熱している
長時間のテザリングや充電をしながらのゲームでは、スマートフォンが発熱しやすくなります。
端末の温度が上がると、端末を保護するために処理性能や通信性能が抑えられることがあります。スマートフォンを布団やクッションの上に置かず、熱がこもらない場所で使用することが大切です。
楽天モバイルのテザリングでFPSはできる?
楽天モバイルでは、追加料金なしでテザリングを利用できます。Rakuten最強プランはデータ使用量が20GBを超えると月額3,278円となり、国内の高速データ通信を無制限で利用できます。
そのため、ゲームの大型アップデートやダウンロードが多い人にとって、データ容量を気にせず使いやすい点は大きなメリットです。
ただし、テザリングは光回線の代わりとして完全に同じ品質になるわけではありません。モバイル回線とWi-Fi通信の両方を経由するため、Pingと安定性では光回線に及ばないケースが多くなります。
Wi-Fiテザリング
最も簡単に利用できる方法です。スマートフォンのテザリングをオンにして、PCやゲーム機から接続します。
配線が不要な一方で、Wi-Fiの電波干渉を受けやすい点には注意が必要です。対応端末では5GHz帯を選び、スマートフォンとゲーム機を近くに置きましょう。
USBテザリング
PCで楽天モバイルを利用する場合は、USBテザリングが安定しやすい方法です。
スマートフォンとPCをケーブルで直接接続するため、Wi-Fi部分の電波干渉を減らせます。PCでApex Legendsやフォートナイトなどをプレイする場合は、Wi-FiテザリングとUSBテザリングの両方を試し、Pingが安定する方を選びましょう。
Bluetoothテザリング
Bluetoothテザリングは消費電力を抑えやすい一方、通信速度と応答性ではWi-FiやUSBに劣ります。FPS用途には基本的におすすめできません。
楽天モバイルでFPSのPingを改善する方法
スマートフォンを窓際へ移動する
最初に試したいのが、スマートフォンの設置場所を変える方法です。
窓際や高い場所など、基地局からの電波を受信しやすい位置へ移動するだけで、Pingやパケットロスが改善することがあります。ただし、窓際でも直射日光が当たる場所は端末が発熱するため避けましょう。
5Gと4Gを比較する
5Gの方が必ずFPSに向いているとは限りません。
5GでPingが大きく変動する場合は、端末の設定から4G優先またはLTE固定へ変更し、同じ時間帯・同じ場所で比較してみましょう。最高速度では5Gが速くても、Pingの安定性では4Gが優れている場合があります。
テザリングを5GHz帯に変更する
Wi-Fiテザリングを利用する場合は、対応していれば2.4GHz帯から5GHz帯へ変更します。
5GHz帯は障害物に弱い一方、周囲のWi-Fiと干渉しにくい特徴があります。スマートフォンとゲーム機を同じ部屋に置いて使う場合に適しています。
PCではUSBテザリングを試す
Wi-FiテザリングでPingが不安定な場合は、USBテザリングへ切り替えましょう。
Wi-Fi区間を有線化できるため、ジッターやパケットロスを抑えられる可能性があります。ケーブルは充電専用ではなく、データ通信に対応したものを使用してください。
バックグラウンド通信を停止する
FPSをプレイする前に、次のような通信を停止します。
- 動画や音楽のストリーミング
- クラウドへの写真アップロード
- Windows Update
- ゲームの自動更新
- ファイルのダウンロード
- 家族のテザリング利用
- SNSアプリの自動再生
通信速度に余裕があっても、大容量のアップロードが始まるとPingが急上昇することがあります。
Pingが低いゲームサーバーを選ぶ
Apex Legendsなど、接続するデータセンターを選べるゲームでは、Pingが低く、パケットロスが0%に近いサーバーを選びます。
単純に物理的な距離が近いサーバーだけでなく、楽天モバイルからの通信経路との相性も影響します。複数のサーバーを比較し、最も安定する接続先を探しましょう。
機内モードと再起動を試す
急にPingが高くなった場合は、一度機内モードをオンにし、数秒後にオフへ戻します。接続する基地局や通信状態が更新され、改善することがあります。
改善しない場合は、スマートフォンを再起動してから再測定しましょう。
FPS別に見る楽天モバイルとの相性
Apex Legends
Apex Legendsは、Pingだけでなくパケットロスの影響を受けやすいゲームです。
楽天モバイルでもカジュアルマッチはプレイできますが、Pingが50msを超えて大きく変動する環境では、近距離の撃ち合いや遮蔽物から顔を出す場面で不利になる可能性があります。
ランクマッチを中心にプレイする場合は、ゲーム開始前にデータセンターのPingとパケットロスを確認しましょう。
フォートナイト
フォートナイトは、ゲーム内のネットデバッグ情報からPingとパケットロスを確認できます。
楽天モバイルの電波が安定していれば通常プレイは可能ですが、建築や編集を素早く行うプレイヤーほど、わずかな遅延を感じやすくなります。カジュアルに遊ぶ場合と、建築バトルで勝ちを狙う場合では、必要な回線品質が異なります。
Call of Dutyシリーズ
Call of Dutyシリーズは、短時間の撃ち合いで勝敗が決まるため、Pingの差が結果に影響しやすいゲームです。
楽天モバイルでもプレイできますが、ランクマッチや反応速度を重視するモードでは、光回線を利用しているプレイヤーより不利になる可能性があります。
スマホ版を端末から直接プレイする場合は、テザリングを経由しないため、比較的安定しやすくなります。
VALORANT
VALORANTは精密な射撃と瞬間的な反応が求められるため、Pingの低さと安定性が非常に重要です。
楽天モバイルのテザリングでも起動や通常プレイは可能ですが、ランクマッチや競技プレイのメイン回線としては光回線が適しています。楽天モバイルは、固定回線の障害時や外出先での予備回線として使う方が安心です。
楽天モバイルがFPSに向いている人
楽天モバイルは、次のような人に向いています。
- FPSをカジュアルに楽しみたい
- スマホ版FPSを中心に遊ぶ
- 外出先や旅行先でもゲームをしたい
- 光回線が開通するまで一時的に使いたい
- ゲームのダウンロード容量を気にしたくない
- 固定回線が故障したときの予備回線が欲しい
- Pingより料金とデータ容量を重視する
特に、月額3,278円でデータ通信を無制限に利用でき、テザリングも追加料金なしという点は大きな魅力です。
オンライン対戦だけでなく、大容量のゲーム更新、動画視聴、SNSなどを1回線にまとめたい人には、コストパフォーマンスの高い選択肢となります。
楽天モバイルがFPSに向いていない人
一方、次のような人には光回線をおすすめします。
- FPSのランクマッチを毎日プレイする
- 大会や競技シーンへ参加する
- Pingを15ms以下に抑えたい
- わずかな操作遅延も気になる
- 建物の中で楽天回線の電波が弱い
- 家族が同じ回線で動画やゲームを利用する
- ゲーム配信をしながらFPSをプレイする
- 常に同じ通信品質を求める
楽天モバイルはデータ容量と料金では優れていますが、Pingの低さと安定性を最優先する回線ではありません。
FPSで勝つためのメイン回線には光回線を使い、楽天モバイルはスマートフォン用や障害時のバックアップとして組み合わせる方法もおすすめです。
楽天モバイルのFPS・Pingに関するよくある質問
Pingが50msでもFPSはできますか?
カジュアルプレイであれば可能です。
ただし、近距離の撃ち合いや素早い建築、格闘などでは遅延を感じる可能性があります。また、平均50msでも100ms以上へ頻繁に跳ね上がる場合は、快適とはいえません。
5GならPingは必ず低くなりますか?
必ず低くなるわけではありません。
5Gの電波が強く安定している場所では改善が期待できますが、5Gと4Gの境界では切り替えによって不安定になることがあります。弱い5Gより安定した4Gの方がFPSに向いているケースもあります。
夜はPingが高くなりますか?
周辺の利用状況によっては高くなります。
基地局ごとに混雑状況が異なるため、全国一律ではありません。実際にプレイする自宅で、昼・夜・深夜のPingを測定して比較することが重要です。
楽天モバイルだけで光回線は不要ですか?
動画視聴やWeb閲覧、カジュアルゲームが中心なら、楽天モバイルだけで生活できる可能性があります。
ただし、FPSのランクマッチ、ゲーム配信、大容量通信の同時利用を重視する場合は、光回線を残した方が安心です。
ゲーム機でマッチングできない場合はどうすればいいですか?
Pingとは別に、NATタイプが原因となっている可能性があります。
モバイル回線や使用するルーターによっては、オンライン対戦やボイスチャット、フレンドとのマッチングに制限が出る場合があります。ゲーム機の接続テストでNATタイプを確認し、別のスマートフォンやルーターでも比較しましょう。
まとめ
楽天モバイルでもFPSをプレイすることは可能です。
電波が安定した場所でスマホ版FPSを直接プレイする場合や、フォートナイトやApex Legendsをカジュアルに楽しむ場合であれば、十分使える可能性があります。データ通信を無制限で利用でき、テザリングにも追加料金がかからないため、ゲームのダウンロードや大型アップデートにも強い回線です。
一方、楽天モバイルの平均Pingは約49msで、光回線より高めです。場所や時間帯によって数値も変動するため、ランクマッチや競技プレイでは操作遅延やパケットロスが不利につながる可能性があります。
快適性を高めるには、スマートフォンを窓際に置く、5Gと4Gを比較する、5GHz帯やUSBテザリングを使う、バックグラウンド通信を停止するといった対策が有効です。
最終的には、スピードテストの速度だけで判断せず、実際のゲーム内でPing、ジッター、パケットロスを確認しましょう。
「料金とデータ容量を重視してFPSを楽しむなら楽天モバイル」「ランク戦や大会で通信品質を最優先するなら光回線」と使い分けることが、後悔しない回線選びにつながります。

